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上高地〜槍ヶ岳〜涸沢 山行記録 (長野県)-


2004年9月17日〜19日     単独行

アクセス


9月17日 23:20発 さわやか信州号(アルピコツアー)にて新宿西口を出発

9月18日

4:50着 沢渡上 低公害バス(ハイブリッドバス)に乗り換える
5:30着 上高地バスターミナル 登山者カードを記入「上高地山岳保険」を購入(1000円)

コースタイム 

9月18日(上高地から槍ヶ岳 標高差1576m)

6:00発
 上高地バスターミナル(1504m) → (6:45〜7:00)明神(1530m)明神館前で朝食 → 7:40 徳沢(1562m) → ( 8:25〜8:40)横尾(1615m) →  9:14 一の俣(1705m) → (9:40〜9:55)槍沢ロッジ(1825m) → 10:20 ババ平(旧槍沢小屋) → 11:25 中沢付近 → (11:50〜11:55)天狗原分岐(2348m) → 12:45 播隆窟(坊主の岩小舎)(2700m) → 13:15 殺生分岐 → 14:05着 槍ヶ岳山荘
14:45発 山頂目指して槍ヶ岳山荘を再出発 → 15:13 槍ヶ岳山頂(3180m) → 15:55着 槍ヶ岳山荘

【所要時間 9時間15分】(槍ヶ岳山荘での休憩時間は除く)
【歩行時間 8時間25分】
(帰りのバスで隣り合わせた方からの情報では槍の登りは大曲の水俣乗越分岐から東鎌根コースを使ったほうが展望が良く変化があって楽しいそうです。)

9月19日(槍ヶ岳山荘から涸沢小屋)

6:15発 槍ヶ岳山荘出発 → (6:55〜7:00)播隆窟 → 7:50 天狗原付近 →  8:46 ババ平付近 → (9:10〜9:35)槍沢ロッジ(朝食) → (10:40〜10:50)横尾 → (11:40〜11:50)涸沢本谷(ほんたに)橋  → 13:20 涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐 → 13:40着 涸沢小屋(2350m)

【所要時間 7時間25分】
【歩行時間 6時間40分】


山行記録


9月18日(上高地から槍ヶ岳 標高差1576m)

6:00発
 上高地バスターミナル 穂高連峰を見て平坦な梓川沿いを歩く。河童橋を抜けると深い樹林の中に入り白い砂礫を踏みしめるのが気持ちよい
梓川は槍沢(槍ヶ岳が源流)→梓川(横尾から)→犀川→千曲川→信濃川→日本海に至る
                        

梓川

上高地から(2008/9/29撮影)
(写真を左クリックしてください大きく表示されます)
 
6:45〜7:00 明神(1530m) 明神館前で朝食にパンを食べる。(15分休憩)
 

明神

カンボク

7:40 徳沢(1562m) キャンプ場

8:25〜8:40 横尾(1615m)(15分休憩)  槍ヶ岳へ11km、涸沢へ6kmの標識あり。橋は渡らずに槍沢沿いにしばらく登る。

横尾大橋の向こうは屏風の頭

9:14
 一の俣(沢の合流部は確認出来ない)

9:40〜9:55 槍沢ロッジ着(1825m)(15分休憩) ロッジ前の広場に望遠鏡が設置されていたが槍の穂先は曇っていた為見ることが出来ず。
10:20 ババ平(旧槍沢小屋)から望む。テントが設置されていたが人影は見つからない。

中央に槍の穂が見えるはずでしたが残念

ババ平(旧槍沢小屋)から望む。

11:25 中沢付近ではもう紅葉が始まっていた。

11:50〜11:55 天狗原分岐(2348m)(5分休憩)

12:45 播隆窟(坊主の岩小舎)(2700m) オランダの方10人ほどの団体さんが賑やかに英文の解説を読んでいた。ほかにも今回の登山でたくさんの外国人の方とお会いした。流石日本のマッターホルンの人気は高い

播隆窟(坊主の岩小舎)(2700m)

13:15 殺生分岐
 写真は単身で札幌から来て登っていた方。後半私はバテバテで登っていたのに彼女はしっかりとした足取りで登っていた。参りました。
14:05 槍ヶ岳山荘着
 山荘で受付を済ませ部屋(うすゆきそうB16)で片付けをしていると、宮崎から来ていた方から「明朝の天気が悪そうだから今日一緒に登りませんか?」と誘われたので、即同意した。

14:45 山頂目指して再出発
 小雨が降って濃い霧の中を、レインコートを着てザックも持たず身軽な装備で頂上を目指した。予想をはるかに超えた急峻な岩場に「三点支持の原則」と唱えながら手袋を忘れてかじかんだ手を岩の隙間に突っ込んで必死に食らい付いて登りました。

15:13 登頂成功 全く視界のきかない頂上で、記念写真だけを撮ってすぐに下山にかかりましたが、前を行く女性の一人が怖がって歩が進まず、大分待たされましたが無事山荘にたどり着きました。鉄梯子、鎖の使い方をこれから練習しないと岩峰の登山は難しい
 
槍ケ岳山頂

槍ケ岳山頂

15:55着 槍ヶ岳山荘
17:30 夕食
19:00 就寝
 満員時は6人用のベッドだが今日は幸運にも?4人だったので隣の方と袖触れ合う仲にはなれませんでした。


山行記録


9月19日(槍ヶ岳山荘から涸沢小屋)


予定では大キレット経由の槍、穂高縦断コースを行って北穂高小屋、もしくは穂高岳山荘泊するつもりでしたが、もともと難コースの上、天候が悪かったので断念して、槍沢、横尾、涸沢泊のコースに決定、出発時間も30分ほど遅らせ雨の中を出発した。しかし30分も歩くと雲は徐々に薄くなり、雨は小降りになってきた。
(キレット 山と山とをつなぐ尾根が深く切れ落ちた場所。山と山のつなぐ低い場所は、コル(鞍部)とも言われるが、キレットは、その切れ落ちが深いもの指し、難所であることが多い)

6:15発 槍ヶ岳山荘出発
6:55 播隆窟(5分休憩) 雨はほとんど上がる
7:10 今回の登山で最初で最後に見た槍の穂先。シャッターを2回押した後はまた全く雲に隠れてしまった。

わずかに残った雪渓発見

槍の穂先

7:50 天狗原付近での紅葉

8:46 ババ平付近 外人さんも含めてテントが多数張られていた。
9:10〜9:35 槍沢ロッジ(25分休憩)朝食をとる。
10:40〜10:50 横尾着(10分休憩))

二の俣(ここは合流部が見える

横尾山荘前

11:38 横尾大橋をわたり横尾谷に沿ってしばらく歩くと左手に屏風岩(標高700m、幅1500m)が目の前に迫ってきた。

屏風岩(標高700m、幅1500m)

11:40〜11:50 涸沢本谷(ほんたに)橋(10分休憩)を渡ると広い河原がありたくさんの人が休憩、食事をしていた。ここからは階段を登るような急激な登りが始まった。

涸沢本谷橋(吊橋)の下の河原で一休み

12:10 横尾本谷方面 (北穂のピークは雲の中)

13:20 涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐を右手に行ってカールを登って行くとヒュッテのテント設営地に20ほどの色とりどりのテントが張られていた。

13:08 (写真を左クリックしてください大きく表示されます)

13:20 涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐

13:27 左から大天井岳、東天井岳、横通岳

13:30涸沢ヒュッテの向こうに涸沢カール、吊尾根

13:40着 涸沢小屋 テラスからの景色が素晴らしい。
涸沢カールをはさんで右手(北側)から涸沢槍、穂高岳山荘が見え、奥穂、前穂の上部は雲に隠れていたが屏風岩は間近に全容を見せ、そして屏風の頭の奥には常念岳がその美しい三角形を表していた。
(写真を左クリックしてください大きく表示されます)

13:35 涸沢から穂高連峰

13:35 涸沢から穂高連峰
 

13:48 吊尾根を背に(涸沢小屋のテラスにて)
 

屏風岩

16:54 常念岳