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裏剣・仙人池 黒部峡谷 山行記録 (富山県)  

2008年10月3日〜6日
 

黒部峡谷の電源開発
欅平にある黒部川第3発電所(昭和15年完成)に送る水をためる為に仙人谷ダムを造りました。
作業員、資材搬送用のトンネルを造った難工事(6.5km)の様子が、吉村 昭の「高熱隋道(ずいどう)」では書かれています。
欅平から仙人谷ダムまでを水平歩道(13.3km)、仙人谷ダムから黒部ダムまで(16.6km)を下ノ廊下と呼んでいます。また高熱隋道は阿曾原から仙人谷ダムまで(全長904m)のトンネルをよんでいます。

アクセス


10月3日〜4日

(中央道) → (23:20〜23:35)談合坂SA → (1:20〜1:35)梓川SA → 1:40 豊科IC → (R147) → (R148) → 糸魚川IC → (北陸自動車道) → (4:10〜4:21)有磯海PA → 4:31 立山IC → (5:05〜7:00)桂台ゲート(車中泊) → (立山有料道路) → 7:07 美女平 → 7:16 称名の滝 → 7:58着 室堂(2450m)

コースタイム

10月4日(晴れ)(室堂平 → 剣沢 → 真砂沢ロッジ)

8:50発 室堂平(立山自然保護センター)(2450m) → (地獄谷経由) → (9:20〜9:27)雷鳥平(称名川を渡ったところ) → (10:15〜10:21)休み → (10:42〜10:48)休み → (11:03〜11:20)剱御前小屋(2760m) → 11:40別山への分岐 → (11:55〜12:30)剱沢小屋 → 武蔵谷 → (13:23〜13:30)平蔵谷出合 → (13:40〜13:50)長次郎谷出合(右岸)でアイゼン着装、対岸へ雪渓を渡る。 → (14:05〜14:12)長次郎谷出合(左岸)でアイゼンを脱ぎ、剣沢の左岸を歩く → (14:22〜14:27)休み → 14:45着 真砂沢ロッジ(1780m)

【所要時間 5時間55分】
【歩行時間 4時間15分】

10月5日(曇り)(真砂沢ロッジ → 仙人池ヒュッテ → 阿曽原温泉小屋)

5:20発 真砂沢ロッジ → (5:50〜5:55)休み → 6:01 四の沢 → (6:30〜6:37)二股吊り橋 → (仙人新道) → (7:20〜7:30)ベンチ → (7:58〜8:05)休み → 8:29 仙人峠(池の平方面への分岐) → (8:40〜9:45)仙人池ヒュッテ(2100m) → (10:00〜10:03)水場 → (10:35〜10:45)休み → (11:23〜11:50)仙人温泉小屋(昼食) → (雲切新道) → (12:19〜12:24)尾根頂上 → (12:58〜13:07)休み → (13:43〜13:48)休み → (14:29〜14:37)仙人谷ダム(下の廊下と合流) → (旧日電歩道) → (15:09〜15:11)権現峠 → 15:22 旧道と合流 → 15:33着 阿曽原温泉小屋(900m)

【所要時間 10時間13分】
【歩行時間 8時間27分】

10月6日(雨)(阿曽原温泉小屋 → 欅平)

5:00発 阿曽原温泉小屋 → (急登) → (5:32〜5:38)衣服調整 → (水平歩道) → (6:30〜6:35)休み → (6:43〜6:51)折尾谷(折尾の大滝の下) → 6:57 トンネル → 7:41大太鼓 → (7:45〜7:50)休み → 7:53 仕合谷 → (8:00〜8:05)仕合谷トンネル(150m) → (8:06〜8:10)休み → (8:45〜8:50)蜆谷(しじみたに) → (9:26〜9:34)鉄塔広場(ここから急な下り) → 10:10着 欅平(600m)


【所要時間 5時間10分】
【歩行時間 4時間24分】

帰路
10月6日
11:04発 欅平(昼食) → (黒部峡谷鉄道・80分) → (12:04〜12:40)宇奈月駅(所沢観光バスDR佐藤、吉田) → (12:55〜13:55)バーデン明日(あけび)(入浴) → 14:10 黒部IC → 15:11 上越JCT → (15:55〜16:10)小布施PA → 16:29 更埴JCT → (18:13〜18:30)高坂SA → 新座料金所

山行記録

10月4日(晴れ) (室堂平 → 剣沢 → 真砂沢ロッジ)

8:50 室堂平(立山自然保護センター)(2450m)発(地獄谷経由)
9:20〜9:27 雷鳥平(称名川を渡ったところ)
(写真を左クリックしてください大きく表示されます)  

雷鳥沢を望む(剱御前小屋も見える

称名川を渡る

10:15〜10:21 休み 

10:17 左から国見岳、天狗山、奥大日岳


10:17 左から真砂岳、新立山連峰(富士ノ折立、大汝山、雄山)一ノ越乗越、浄土山、室堂山

10:42〜10:48 休み


11:04 薬師岳が見える

11:07 一ノ越山荘が見える

11:03〜11:20 剱御前小屋(2760m)

剱岳の奥に後立山連峰が広がる

11:55〜12:30 剱沢小屋

剱沢小屋

新築された剱沢小屋

12:35 剣沢に入り右岸を歩く。 剣沢の大雪渓は日本三大雪渓の一つ
13:23〜13:30 平蔵谷出合
 平蔵谷雪渓の奥には剣岳の山頂直下「カニのタテバイ」が見えている

平蔵谷出合(右側の岸壁が源次郎尾根)

源次郎尾根

13:40〜13:50 長次郎谷出合(右岸)でアイゼン着装、対岸へ雪渓を渡る。

14:05〜14:12 長次郎谷出合(左岸)でアイゼンを脱ぎ、剣沢の左岸を歩く。
14:22〜14:27休み
14:45 真砂沢ロッジ(1780m)(泊)


長次郎谷 (明治の測量隊の初登頂ルート)
谷の入り口が狭く見通しが悪い為、剣岳の頂上部は見ることが出来ません。

もうすぐ真砂沢ロッジ 背後に黒部別山が見えている


山行記録


10月5日(曇り) (真砂沢ロッジ → 仙人池ヒュッテ → 阿曽原温泉小屋)

5:20 真砂沢ロッジ ロッジを出て、二股まで河原の左岸を進む
5:50〜5:55 休み
6:01 四の沢
6:30〜6:37 二股吊り橋 

四の沢

吊り橋と近藤岩

6:40 仙人新道に入ると、すぐに急登が始まる (窓はキレットと同意語

三ノ窓

仙人新道入口


7:09 仙人新道から八ツ峰、三ノ窓雪渓、小窓ノ頭、小窓雪渓、と池ノ平山

7:20〜7:30 ベンチで休憩

7:58〜8:05 休み 見事な紅葉が広がる

7:42

7:42


8:01

8:29 仙人峠(池ノ平方面への分岐)
8:40〜9:45 仙人池ヒュッテ(2100m) 予約しておいたおにぎり弁当を買う

仙人池ヒュッテに向かう

ご存知?(とてもお元気でした)

仙人池


8:55 左から立山連峰(左から富士ノ折立、真砂岳、別山)と仙人池に逆さに写る八ツ峰

10:00〜10:03 水場
10:35〜10:45 休み
11:23〜11:50 仙人温泉小屋
 雲切新道 2006年から変更になった。危険箇所もあり歩き難い

仙人温泉小屋

後立山(左から朝日岳、白馬岳、白馬槍ヶ岳、天狗の頭、不帰ノ嶮、唐松岳、大黒岳 )

仙人温泉小屋を出発。湯煙りが上がる源泉をめざして仙人谷へ下り、橋を渡って右岸へ出る。5分で源泉へ出る。2、3分登ると”雲切新道の最後の水場” がある。
12:19〜12:24 尾根頂上

12:00

12:50

12:58〜13:07 休み
13:43〜13:48 休み

14:14

14:16 黒部峡谷
 
14:29〜14:37 仙人谷ダム(下の廊下と合流) 仙人谷ダム管理所の中を抜けて旧日電歩道に入り20分ほど水平歩道まで登る。ダイモンジソウが群生している.。(70年程前に掘られた隧道から今も熱気が吹き出している(吉村昭著の「高熱隧道」より)
 

14:19

14:30 仙人谷ダム

15:09〜15:11 権現峠
15:22 旧道と合流
15:33 阿曽原温泉小屋(900m) 小屋に着くと同時に雨が降り出す。雨の中、約5分ほど歩いて源泉掛流しの温泉で汗を流した。(男女は時間帯で交替する)
夕食時、ポットにお茶、湯は無料で入れてくれる(ただし明朝は対応せず)


山行記録 水平歩道の歩行は、それでなくとも危険であり、本日は降雨もあり撮影は出来ませんでした。

10月6日(雨)(阿曽原温泉小屋 → 欅平)

5:00発 阿曽原温泉小屋 雨の為、朝食用の弁当を小屋で食べてからスタート。雨の中、ヘッドランプを点けていきなりの急登 
5:32〜5:38 衣服調整 ここから水平歩道に
6:30〜6:35 休み
6:43〜6:51 折尾谷(折尾の大滝の下)
6:57 トンネル
7:28 右手に欅平が見える。
7:41大太鼓(奥鐘山西壁の展望(黒部三大岸壁))
7:45〜7:50 休み
7:53 仕合谷
8:00〜8:05 仕合谷トンネル(150m) 雨具、ヘッドランプを点ける。岩盤を削って造られた水平歩道が続く。
8:06〜8:10 休み
8:45〜8:50 蜆坂谷(しじみさかたに)
9:26〜9:34 鉄塔広場(3番目の鉄塔、ここから最後の急な下りが始まる)
10:10着 欅平(600m)


欅平駅

トロッコ電車

11:04 欅平(昼食) → 黒部峡谷鉄道(80分) → (12:04〜12:40)宇奈月駅 → (バス) → (12:55〜13:55)バーデン明日(あけび)(入浴)


裏剣・仙人池と黒部峡谷で出会った草、花、木  
(写真を左クリックしてください大きく表示されます)

オタカラコウ

ダイモンジソウ

キヌガサソウ

クロクモソウ

モミジカラマツ

ノコンギク

レイジンソウ

トリカブト

ツクバネソウ

ウルシノキ

カライトソウ

アキギリ