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苗場山 山行記録 (新潟県、長野県) 

2008年6月27日〜28日

野沢温泉スキー場やまびこゲレンデからいつも眺めていながら、非常にアクセスが悪くて避けていた苗場山をやっと登ってきました。
28日は晴れたものの、高い雲は取れなかった為、遠くの山々は望むことは出来なかったが、昨週の森吉山に続いて花の百名山を満喫してきました。
苗場山は豪雪地帯なので、今回はアイゼンは使用しないで済んだが、この季節まだ持参した方が良いと思われます。

アクセス


練馬IC → (関越道) → (8:38〜8:53)上里SA → 9:50 越後湯沢IC(三国峠方面へ) → R17 → かぐら、みつまたスキー場入口(右折) → 10:22着 かぐらみつまたスキー場第2リフト町営駐車場 苗場山登山道入口(トイレ有り、水は無し)

コースタイム

6月27日(曇り)(和田小屋 →  神楽ヶ峰 → 苗場山)


10:38発 苗場山登山道入口(祓川コース)→ (11:00〜11:30)和田小屋(五合目)(1380m)(トイレ、水有り)(昼食) → (12:02〜12:07)六合目 休憩 → (12:34〜12:40)下の芝(七合目)(1703m) → (12:50〜12:55)衣服調整 → (13:25〜13:30) 中の芝 → 13:43  上の芝 →  13:51 小松原分岐(2002m) → 13:55  股すり岩 → (14:05〜14:10) 神楽ヶ峰(2029m)(山頂は絶好のビューポイント) →  14:25 富士見坂 → (14:30〜14:35)雷清水(水場) → 14:43 お花畑 → 14:58 九合目 → (15:10〜15:15)雲尾坂(山頂直下) → (15:50〜16:00) 苗場山山頂(2145m) → 16:00着 苗場山自然体験交流センター 登山終了

【所要時間 5時間22分】
【歩行時間 4時間06分】

6月28日(晴れ)(苗場山 → (池塔巡り) → 小赤沢コースへ → 三合目)

6:30発 苗場山自然体験交流センター → (池塔巡り) → 7:12 苗場山自然体験交流センター) → 7:26 赤倉山と小赤沢への分岐 → 苗場神社、天狗池巡り → 7:58 赤倉山と小赤沢への分岐(小赤沢コースへ)(2060m)  → (8:21〜8:30)坪場(2023m) → (9:12〜9:17)休憩 → 9:20 六合目 → 9:33 水場 → 10:00 五合目 → (10:10〜10:15)休憩 → 11:13着 三合目(林道出合)(1290m) 登山終了

【所要時間 4時間43分】
【歩行時間 4時間24分】

帰路

11:13発 三合目駐車場 → R105 → (11:30〜13:00)秋山郷・小赤沢温泉・楽養館(入浴・昼食) → R405 → R117 → 清津峡 → (14:12〜14:30)魚野の里 → 14:32 塩沢石打IC → (関越道) → (16:13〜16:30)三芳SA 


山行記録

6月27日(曇り)(和田小屋 →  神楽ヶ峰 → 苗場山)


10:38発 苗場山登山道入口(祓川(はらいがわ)コース) 和田小屋宿泊者専用のゲートがある為、かぐらみつまたスキー場第2リフト町営駐車場までしか入れないのでここからスタート。キレイなトイレが有る。しばらく頭上にゴンドラの架線を見ながら、舗装された林道を歩く。
11:00〜11:30 和田小屋(五合目)(1380m)(トイレ、美味しい水有り)(昼食) 2001/12/9に伊地知さんと二人で初滑りを楽しんだ思い出のゲレンデです。小屋前には花壇が作られており、ゴゼンタチバナ、ニッコウキスゲなどが咲いていた。
 (写真を左クリックしてください大きく表示されます)

苗場山登山道入口(祓川コース)

和田小屋(五合目) かぐらゴンドラ駅前

12:02〜12:07 六合目 休憩 ブナ、ダケカンバの林の中を歩く。山道はぬかるみ気味で歩き難い。ムラサキヤシオツツジがまだ咲いている。
12:34〜12:40 下の芝(七合目)(1703m)
 尾根に出ると登りがゆるくなる。木道が出てくるとオオシラビソの大木が現れてくる。山道沿いにイワイチョウ、ショウジョウバカマ、イワカガミ、コバイケイソウ等が見かけられるが、圧倒的に笹が多い

六合目

下の芝(七合目)

12:50〜12:55 衣服調整 小雨が降り始めた為、カッパの上着と、ザックかバーを着ける。
13:25〜13:30 中の芝 樹木の背丈が低くなってきて、チングルマが目立つようになって来る。山道にも雪が残っている箇所が出てくるが、アイゼンは必要としない。
13:43 上の芝
13:51 小松原分岐(2002m)
13:55  股すり岩 

股すり岩

14:05〜14:10 神楽ヶ峰(2029m) 頂上は山道の数m上にある。ナエバキスミレ(オオバキスミレの一種)が群生してキレイだ。絶好のビューポイントのはずだが霧で何も見えない。
14:25  富士見坂 神楽ヶ峰から雷清水までは、かなり急に下る。
14:30〜14:35 雷清水 美味しい水がたっぷり出ている。山頂の小屋では、水不足なのでここで十分確保しておくと良い。 

神楽ヶ峰(2029m)

雷清水(水場)

14:43 お花畑 お花畑を過ぎるとミヤマハンショウズル(まだ蕾だが)
14:58 九合目
15:10〜15:15 雲尾坂(山頂直下) 最後の急登が終わると約800m×2kmの大湿原が現れる。 

雲尾坂

山頂の雪原

15:50〜16:00 苗場山山頂(2145m) 遊仙閣を過ぎると山頂。 山頂は新潟県と長野県の県境。遊仙閣は新潟県、私が宿泊する苗場山自然体験交流センターは長野県側にある。
16:01苗場山自然体験交流センター(旧名苗場山頂ヒュッテ) 小屋は1998年6月に苗場山頂ヒュッテを全面改装して「苗場山自然体験交流センター」としてオープンした。定員は100名、浄化槽による水洗トイレや太陽光発電システムを取り入れ、非常に清潔、食事も美味しい。ただし水は非常に不足している為、歯磨き用など生活用の水は雷清水で十分用意したい。

山頂にて

苗場山自然体験交流センター

荷物整理後、センター裏手にある展望所に行ったが霧で何も見ることが出来ない。
食堂で苗場山に関するビデオを観て、6:00からのカレーの夕食後は、オリンピック代表選考を兼ねた日本陸上選手権を観て、21時前に就寝した。


山行記録


6月28日(晴れ)(苗場山 → (池塔巡り) → 小赤沢コースへ → 三合目)

苗場山自然体験交流センターテラスから志賀高原方面

6:30発 苗場山自然体験交流センター(池塔巡り)
6:32 役行者碑前のケルン(赤湯方面へ)
7:12 役行者碑前のケルン ヒカリゴケが見られるというので湿原最大の池塔に行ったが、今日は見ることが出来なかったが、ヒメシャクナゲと初対面、余りの小ささにビックリ

役行者碑

湿原最大の池塔

7:12 役行者碑前 (小赤沢方面へ下山)
7:26〜7:30 赤倉山と小赤沢への分岐(赤倉山方面へ)
 

小赤沢への分岐

ガレ場が印象的な鳥甲山

赤倉山と小赤沢への分岐

モリアオガエル

7:34 苗場神社
7:43〜7:47 天狗池  モリアオガエルが生息しているそうだが、まだシャーベット状態

苗場神社

天狗池

7:58 赤倉山と小赤沢への分岐(2060m)(小赤沢コースへ) 
8:21〜8:30 坪場(2023m)
9:12〜9:17 休憩 傾斜がきつく、岩場が滑りやすい。
9:20 六合目 岩場や木の根が濡れていて非常に滑りやすく歩き難い。特に輪切りされた切り株を埋めて造られたステップが特に滑りやすく危険だ。 

坪場

合目

9:33 水場
10:00 五合目
10:10〜10:15 休憩 
四合目(水場) ブナ、ひのきの巨木が目立つ
11:13着 三合目駐車場(1290m)(林道出合)

水場

三合目駐車場

帰路
11:13発 三合目駐車場 → R105 → 
11:30〜13:00 秋山郷・小赤沢温泉・楽養館(入浴・昼食) 小赤沢温泉は浅間山登山口にある、浅間温泉と同じように鉄分を含む赤い湯が、音を立ててかけ流されています。

小赤沢温泉・楽養館


苗場山で出会った草、花、木
 (写真を左クリックしてください大きく表示されます)

ハクサンボウフウ

カラマツソウ

カタバミ

イワイチョウ

コバイケイソウ

ヤマハンショウズル

キスゲ

ギンリョウソウ

ナエバキスミレ

オオバミソウホオズキ

チングルマ

ツマトリソウ

ハクサンチドリ

ショウジョウバカマ

サンカヨウ

ツバメオモト

エイレンソウ

ヤグルマソウ

ユキザサ

スダヤクシュ
ヒメシャクナゲ

イワナシ

フキノトウ

ワタスゲ

シラネアオイ

タテヤマリンドウ

ゴゼンタチバナ

ミヤマホタルイ、チングルマ、イワカガミ等

ミヤマハンノキ

ミネザクラ

アカミノイヌツゲ

クロモジ

ムラサキヤシオ

タニウツギ

ウラジロヨウラク

ベニサラサドウダン