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鳳凰山 (薬師岳 観音岳) 山行記録 (山梨県)

2012年5月11日〜12日


昨年8月に秋田駒ヶ岳を登って以来約9ヶ月ぶりの山行です。
中央道からの富士山、南アルプス、八ヶ岳、 夜叉神峠からの白峰三山、 そして薬師岳、観音岳からの富士山、秩父連山、八ヶ岳、南アルプス、中央アルプスなど360度の素晴らしい展望に恵まれ、楽しい2日間を過ごすことが出来ました。


アクセス

5月11日

3:45 発 自宅 → 4:00発 K宅 → 永福IC → (中央高速) → 昭和甲府IC → 南アルプス街道 → 芦安 → 6:30着 夜叉神峠登山口

コースタイム

5月11日(晴れ)(夜叉神峠登山口〜南御室小屋)

7:10発 夜叉神峠登山口 → (7:41〜8:17)忘れ物をした為に駐車場まで引き返す → 8:57 夜叉神峠(1770m) → (9:00〜9:10)夜叉神峠小屋前 → (10:05〜10:20)休み → (10:46〜10:55)杖立峠(2177m) → (11:25〜11:30)休み → (12:05〜12:15)休み → (12:55〜13:25)苺平(大休止) → 13:55着 南御室小屋(2440m)(テント泊)


【所要時間 6時間45分】
【歩行時間 4時間50分】(引き返した時間は加算してません)


5月12日(晴れ)(南御室小屋〜薬師岳〜観音岳〜薬師岳〜南御室小屋〜夜叉神峠登山口)

6:00発 南御室小屋 → (7:00〜7:12)砂払岳(2587m) → 7:25 薬師小屋 → (7:40〜7:45)薬師岳(2780m) → (8:23〜8:50)観音岳(2840m) → (9:17〜9:25)薬師岳 → (9:45〜9:50)砂払岳 → (9:55〜10:00)アイゼン装着 → (10:45〜11:50)南御室小屋(テントを撤収、アイゼンを装着して再スタート) → (12:30〜12:35)苺平 → (12:50〜12:55)アイゼンはずす → (13:50〜14:00)杖立峠 → (14:45〜15:10)夜叉神峠小屋 → 15:55着 夜叉神峠登山口


【所要時間 9時間55分】
【歩行時間 7時間03分】


帰路

夜叉神峠登山口 → 南アルプス街道 → 天恵泉白根天笑閣(入浴¥500) → 昭和甲府IC → (中央高速) → 高井戸IC → 19:50着小林宅 → 20:15着 自宅 


(参考)
水場、トイレは夜叉神登山口、南御室小屋に有りました。
白根天笑閣は天恵泉(日本有数の水素イオン濃度ペーハー10.6を誇る高アルカリ温泉)100%源泉掛け流しの、ヌルヌルしたお湯がとてもよかったです。

 

(写真を左クリックしてください大きく表示されます)

5:24 境川PA(中央道)から白峰三山方面を望む


山行記録


5月11日(晴れ) (夜叉神峠登山口〜南御室小屋)

7:10発 夜叉神峠登山口 登山口付近から山道脇にはスミレ、ニリンソウ、ヘビイチゴ等の可愛い花が咲き競っています。 峠までは展望は無いが、しっかり整備された、なだらかな登りが続きます。

7:41〜8:17 忘れ物に気付き、駐車場まで引き返いました。空身でしたが、一生懸命走ったので36分のタイムロスですみましたが、早くも脚はパンパンでした。

8:57 夜叉神峠 峠を右手へ進みます。


7:10発 夜叉神峠登山口

8:57 夜叉神峠

 9:00〜9:10 夜叉神峠小屋前
 

夜叉神峠小屋前から白峰三山のパノラマ展望
 

夜叉神峠小屋前

大崖頭(おおがれあたま)山

夜叉神峠小屋からは、やや登りがきつくなりましたが、まだ積雪はありません。
10:05〜10:20 休み
10:46〜10:55 杖立峠
11:25〜11:30 休み

杖立峠

11:24 山火事跡?

12:05〜12:15 休み 慎重を期してアイゼンを装着しましたが、装着する際に左脚が攣ってしまい往生しました(情けない) 今山行のために軽量の10本爪のアイゼンを新調しましたが6本爪より歩きやすいですね。
12:54 辻山・千頭星山・南御室小屋との分岐 しかし辻山、千頭星山方面への踏み跡は全くありません。
12:55〜13:25 苺平 二人とも大分へばって来たので、大休止しました。南御室小屋まではキツイ下りが続く為にアイゼンは必須でした。
 

12:54 辻山・千頭星山・南御室小屋の分岐

苺平

13:55着 南御室小屋
 私たちがやっと小屋に着くと、朝早々に抜いて行かれたお二人がテントを張り終えて談笑されていました。
私たち二人はかなり疲れていましたが、小屋でテント泊代(二人で¥1000)を支払い、積雪の無い場所を選びテントを張りました。

テントを張る際には雨の心配をするほどの雲行きでしたが、小屋前に移動すると冷えてはいましたが日焼け、雪目を心配させるような強い陽が射してきました。
小林さんは高山病による酒酔いを心配してビールを飲まないというので、二人とも本物の南アルプス天然水(小屋横から勢い良く湧き出している)でコーヒーを入れていただきました。
先着のお二人の健脚さと豊富な登山歴にはビックリさせられましたが、下山時に「ハイジの山歩記」のハイジさんとちー隊長と聞かされてまたまたビックリでした。

20時頃にはシュラフに入りましたが寒さが厳しく、ダウンジャケット、オーバーズボンを重ね着して寝ましたが、それでも震えていました。 翌朝、隣でテントを張っていた方が「テント内でも0℃以下をさしていたので、外はマイナス4℃以下だと思いますよ」と言っておられました。

南御室小屋

ハイジさんと、ちー隊長さんで-す。


山行記録

5月12日(晴れ)(南御室小屋〜薬師岳〜観音岳〜薬師岳〜南御室小屋〜夜叉神峠登山口)


6:00発 南御室小屋 4時に起床、朝食はカニ雑炊(アマノフーズ)とカップうどんで済ませました。
シュラフ等、不要な荷物はテントに残し、アイゼンを装着してスタートです。
荷は軽く、アイゼンはしっかり利いているので出だしは快調?ですが急登が続きます。しばらく進み、夏道を左に分け積雪時のルートを進みます。因みに帰路に夏道を下ったらアイゼンを装着していても非常に歩きにくいルートでした。
稜線に出るまではアイゼンは外せません。

テント場

6:00 スタートです。
   

6:40 稜線まで出ると起伏はゆるくなります。

7:00 砂払岳に近づくと巨岩が現われる。

7:00〜7:12 砂払岳
 頂上には巨岩が立ち並び、眼下には薬師小屋が見えています。

7:00 砂払岳からの展望

7:11 砂払岳からの展望
 

農鳥岳をズームアップ

間ノ岳をズームアップ
   

北岳をズームアップ

手前は薬師岳(右)と奥は観音岳(左)

7:25 薬師小屋 小屋は薬師岳と砂払岳
の鞍部に有ります。今日から営業されるそうですが利用の場合は電話で確認したほうが良さそうです。

7:25 薬師小屋

7:30 振り返ると砂払岳と富士山

7:40〜7:45 薬師岳
 山頂には大きな岩が二つ並んでいます。

7:31 あと少しで薬師岳

7:42 薬師岳
 

7:42 小淵沢の町の向こうには八ヶ岳が

7:42 観音岳を背に

8:23〜8:50 観音岳
 脚は大分辛くなってきましたが、薬師岳から観音岳への稜線歩きは展望が良く、起伏も少ないので快適でした。

8:24 観音岳からのパノラマ展望
   

地蔵岳をズームアップ

甲斐駒ヶ岳をズームアップ
 

仙丈ヶ岳をズームアップ

中央アルプスをズームアップ
   

8:32 地蔵岳を背景に

8:50観音岳から薬師岳と富士山を望む

9:17〜9:25 薬師岳 二つある岩の塔の内の高い方の塔に登ってみたが頂上部には至れなかった。。
9:45〜9:50 砂払岳
9:55〜10:00 アイゼン着装
10:45着 南御室小屋


9:23 薬師岳から砂払岳を望む鞍部には薬師小屋が見えている

南御室小屋

11:50発 南御室小屋 昼食をとり、テントを撤収後、アイゼンを装着して再スタート。
12:30〜12:35 苺平 苺平からも慎重を期してアイゼンは装着したまま下りました。登るには必要のないほどの雪の状態でしたが。
12:50〜12:55 アイゼンはずす。
13:50〜14:00 杖立峠
14:45〜15:10 夜叉神峠小屋 小屋の前には2組のカップルが白峰三山の展望を楽しんでいました。

14:47夜叉神峠小屋前からの白峰三山パノラマ展望

15:55着 夜叉神峠登山口


夜叉神峠小屋

夜叉神の森

楽しみにしていた下山後の温泉は予定していた芦安芦倉の金沢山温泉、南アルプス温泉ロッジが営業してませんでした。あきらめて南アルプス街道を甲府方面に向かっていたらの駒場付近で 白根天笑閣を見つけしました。
土曜日の午後ということでちょっと混雑していましたが、高アルカリ温泉100%源泉掛け流しのなめらかなお湯と“木曽さわら材”の浴槽ははとても気持ちよかったです。


帰りの中央道は思っていたほど渋滞が無く、慢性渋滞の小仏トンネルもスムーズに通過して20時過ぎには帰宅することが出来ました。


鳳凰山で出会った草、花
、木          
 (写真を左クリックしてください大きく表示されます)

タチツボスミレ

ニオイタチツボスミレ

ナガバノスミレサイシン

エイザンスミレ

ヘビイチゴ


ヒメイチゲ

ニリンソウ

ミヤマハコベ

ハシリドコロ

ムラサキキケマン

ヤマエンゴグサ

マムシグサ

ネコノメソウ