HOME  年次別山行記録  山域別山行記録 スキーの記録  富士見台テニスクラブ ゴルフ


八甲田山 山行記録 (青森県)

2013年6月26日(水)(晴れ)

昨日の岩木山も雪渓歩きで苦労しましたが、今冬に566cmという過去最大の積雪量を 記録した酸ヶ湯温泉を麓に抱える八甲田山も6月末というのに沢山の雪渓が残っていました。そのお陰かヒナザクラ、チングルマ、イワカガミなどの高山植物がいっせいに咲き出していました。
 (写真を左クリックしてください大きく表示されます)

6月25日 18の火山から成り立っている八甲田山の遠景


移動


6月25日

岩木山神社 → 弘前市 → 城ヶ倉渓谷 → 酸ヶ湯温泉

コースタイム

6月26日 八甲田山登山

6:05発 酸ヶ湯温泉旅館(900m) → 6:13 登山口 → (7:22〜7:32)休み(南八甲田の山並みの展望地) → 7:34 地獄湯ノ沢(岩木山の展望) → 7:57 仙人岱 → 8:03 八甲田清水 → (8:26〜8:35)休み → 8:52 鏡沼 → (9:00〜9:30)大岳(1584m) → (9:45〜10:05)分岐(毛無岱、酸ヶ湯・井戸岳、赤倉岳) 大岳鞍部避難小屋前で昼食  → 上毛無岱 → 10:32 分岐(酸ヶ湯・ロープウェイ) → 10:37 毛無岱 → (10:43〜10:50)毛無岱湿原デッキ → 11:01 眼下に下毛無岱 → 11:05 下毛無岱 → 11:36 分岐(酸ヶ湯・城ヶ倉) → 12:00着 酸ヶ湯温泉旅館

【所要時間 5時間55分】 
【歩行時間 4時間46分】

移動
酸ヶ湯温泉 → 奥入瀬 → 十和田湖 → 後生掛温泉(泊)


 6月25日(火) 酸ヶ湯温泉

酸ヶ湯温泉旅館

総ヒバ造りの千人風呂で、岩木山で流した汗をすっかり流し、腰痛、ヒザ痛を癒しました。
左手奥に八甲田山の最高峰大岳が顔を出しています。

酸ヶ湯温泉旅館の夕食甘エビ子持ち昆布の刺身 きりたんぽ鍋 凍豆腐あん掛け 鮪ぬた 赤魚のフライ等)

山行記録


6月26日(晴れ)

6:05発 酸ヶ湯温泉旅館(900m)
6:13 登山口 登山口付近では地元の方々が変な?スピーカー音を鳴らしながらコシアブラ等の山菜を採取していらっしゃいました。
7:22〜7:32 休み 振り向くと南八甲田の山並みの展望がひろがります。足元にはツマトリソウが沢山咲いています。 

6:13 登山口

7:22 南八甲田の山並み
 
7:34 地獄湯ノ沢 沢を渡ると、急に硫黄臭が鼻を突きます。振り向くと遠くに岩木山が雲の上に浮かんでいます。 

7:34 地獄湯ノ沢

7:34 岩木山をズームアップ

 7:57 仙人岱 ヒナザクラが顔を見せ始めました。  (参考) 岱は山の奥地、萢(やち)は湿ったところを意味する方言
8:03 八甲田清水 冷たい清水が噴出しています。

仙人岱

8:08 大岳に向かって雪渓を登ります。
 
8:26〜8:35 休み 

8:38 仙人岱から望む南八甲田連峰
 
8:52 鏡沼

8:51 整備された登山道を進みます。

8:52 鏡沼

 9:00〜9:30 大岳(1584m) 360度すばらしい展望です。遠く北海道まで見えています。

大岳山頂にて

西南方面
 

大岳山頂部から北方面
 

大岳山頂から東南方面
 

大岳山頂から南方面を望む乗鞍岳の左手奥には岩手山も小さく見えています。

9:45〜10:05 分岐(毛無岱、酸ヶ湯・井戸岳、赤倉岳) 大岳鞍部避難小屋 

井戸岳の噴火口(爆裂火口)は雪に埋もれています。

避難小屋の裏は大岳です。
 
上毛無岱 岱とは湿原のことを言います。
10:32 分岐(酸ヶ湯・ロープウェイ)
10:37 毛無岱

10:32 分岐(酸ヶ湯・ロープウェイ)

10:37 毛無岱のチングルマ

 10:43〜10:50 ヒナザクラの大群落に囲まれて毛無岱湿原デッキでお茶にしました。

10:44 毛無岱湿原デッキからの展望
 
11:01 眼下に下毛無岱
11:05 下毛無岱に入る
11:36 分岐(酸ヶ湯・城ヶ倉) 綺麗なブナ林が続きます。

11:01 眼下に下毛無岱

11:36 分岐(酸ヶ湯・城ヶ倉)
 
12:00着 酸ヶ湯温泉旅館

八甲田山で出会った草、花、木  (今回は撮影順に表示しました。)  
  (写真を左クリックしてください大きく表示されます)

ヒナザクラ

ベニバナイチゴ

コシアブラ(木)

ムラサキヤシオツツジ(別名ミヤマツツジ)

ツマトリソウ

ヨウラクツツジ

イワカガミ

ゴゼンタチバナ

ミツバオウレン

チングルマ

ヒナザクラ

コヨウラクツツジ

オオカメノキ

ミヤマキンバイ

ヤマオダマキ

アオノツガザクラ

ヨツバシオガマ

コケモモ

イワベンケイ

イソツツジ

シキミ

ミズバショウ

イワイチョウ

ショウジョウバカマ

アカモノ

コバイケイソウ

ミツガシワ

ワタスゲ

ヒメイチゲ

オオバキスミレ

(参孝) ヤシオツツジ (3種とも落葉性のツツジです)
ムラサキヤシオ 本州中部以北、北海道の山地に分布 別名はミヤマツツジ。葉は枝先にやや輪生状に互生してつき、5月から6月頃葉の出ないうちに濃紅色の花を枝先に2から6輪つけます。
アカヤシオ
福島県から兵庫県の山地に分布 別名はアカギツツジ。葉は枝先に5個輪生状につき、5月頃葉の出る前に淡紅色の花を枝先に1輪つけます。
シロヤシオ
東北から近畿地方、四国の山地に分布 別名はゴヨウツツジ。葉は枝先に5個輪生状につき、5月から6月頃葉と同時に枝先に白色の花を1から2輪つけます。